私の場合、厚生年金の受給開始は62歳から、基礎年金は65歳からなので60歳で定年退職してしまうと2年間は公的年金受給なしの生活になります。退職金等の現金預金からどのくらい取り崩せば良いかシュミレーションを行ってみます。

ネットで「定年後の生活費」で検索してみると、ゆとりある生活を望む場合は、老後のひと月あたりの最低予想生活費26万円にプラス5万円か10万円が必要になるようです。必要な支出費用は、貯蓄残高、住居費用、家族形態など個々の事情により異なるので、自分の生活レベルを維持した場合の支出額を確認するところからはじめます。

今の生活状況

老後リスクであるカミサンの母親介護、子供達に生活支援を依頼されても、どうにか対応できる。わりと恵まれている状況だと思います。
■ 長女はすでに結婚。昨年近所(徒歩2分位)に戸建を購入し子供2人(私の孫です)。
■ 次女は昨年結婚。その結果、カミサンと2人暮らしです。
■ カミサンは社会保証のある仕事をしていますが、早く辞めたいと言っています。
■ 戸建持家で数年前にローンは完済。
■ 貯蓄はそれぞれで管理。たぶんカミサンの方が上。
■ カミサンの母親だけが健在。実家でひとり暮らし。

2年間の最低予想生活費想定

退職前に私の口座から引落しされている生活費に関する支出と想定される税金等を考慮し、家族の扶養にならない場合の最低予想生活費(ほぼ固定費)の一覧です。家族の扶養なる場合は、健康保険費用の523,776円が0円になります。
支出額
所得税0円と61歳の住民税8,000円の試算の根拠は「60歳で退職し62歳までの所得税と翌年収める住民税」、60歳の住民税833,400円は「退職後の住民税の負担はいくらなのか?」に記載しています。

赤字補填の銀行預金取崩し予想額

支出額は最低予想生活費に加え、私のお小遣いと余裕資金(旅行等)をそれぞれ10万円見込ました。
シュミレーション
家族の扶養にならない場合は2年間で約500万円、家族の扶養になる場合は600万円の赤字補填のために銀行預金の取崩しが必要なことがわかりました。

感 想

ネットで調べたゆとりを望む生活費は38万円/月、私が試算した金額は510万円/年=約42万円/月(家族の扶養にならない場合の61歳)でした。収入額(企業年金と個人年金の合計額)で最低予想生活費はほぼ対応できるので何とかかるかな・・・・・