1981年4月1日入社し35年7ケ月勤め上げ2016年10月、60歳でめでたく卒業式。企業年金は一体いくら支給されるのか会社に確認してみた。すばり退職金と企業年金を公開します。

企業年金の概要

受給される企業年金は会社拠出年金(第1年金)、退職金の基金支出部分(第2年金)、個人拠出年金(第3年金)の3種類らしい。いずれも退職時に一括受給か年金として分割受給かを選択できる。企業年金と退職金は会社の年金機構から支払われます。
第2年金の退職金の基金支出部分とは世間でいう退職金です。ニユーベネフィットプランと第4年金は新しい制度で若い従業員が対象になるようです。
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退職金(第二年金)

会社に2016年10月に支給される退職金について試算をお願いした。勤続35年7ケ月(欠勤0日)で一括一時金で受給した場合、1627万円です。

企業年金

企業年金は会社拠出年金(第1年金)と個人拠出年金(第3年金)が受給できるようです。会社に事前確認した資料を以下に公開します。

企業年金2

 企業年金を一括受給した場合
  会社拠出年金(第1年金)685万円
  個人拠出年金(第3年金)538万円 
      合計     1228万円

一括受給した場合の税金

退職金(第二年金)と企業年金(第一年金と第三年金)を一時金として一括受給した場合の税額を計算してみます。

■ 退職所得控除額:800万円+70万円×(36年ー20年)=1920万円
■ 課税標準額(退職所得金額):(2850万円-1920万円)×1/2=465万円
■ 所得税額:465万円×20%-42.75万円=50.25万円
■ 復興特別所得税:50.25万円×2.1%=1.055万円
■ 住民税: 465万円×10%=46.5万円 

以上、所得税+復興特別所得税+住民税の収める税金の合計額は97.8万円でした。

感 想

退職金と企業年金を分割受給しないで全て一括一時金で受給した場合の合計額は約2850万円です。小学校教諭だった父親が25年前に受給した退職金が約3000万円だったので企業年金のない公務員の退職金とほぼ同じくらい。次回は分割受給した場合について検討します。