ゴールデンウイーク明けの5月、4年前からこの時期に「親族会」が開催されます。今年で第4回。私は第2回から参加し今回で3回目です。カミサン関係の親族なので、ほとんど知らない方ばかりでしたが、毎回ほぼ同じメンバーなので今回は名前と顔が一致し、ある程度気軽に会話ができるようになりました。
東京駅丸の内は工事中
親族会はいつも同じ場所。東京駅丸の内口を出て横断歩道を渡った正面、オアゾビル内の丸の内ホテル7階の金沢懐石「大志満 椿壽」です。
新丸ビル、リニューアルした東京駅舎を見下ろせるロケーション。JR東日本が再開発している「丸の内駅前広場整備事業」は2017年春に完成予定。来年は楽しみです。
親族会のメンバー
親族会のメンバーは、金沢・熊本・仙台をルーツとする3つの家系が婚姻を通じ、相互関係が生じた方々です。この親族相互関係を家系図にした横長の資料は、窓際のベンチに毎回公開され、孫の誕生・子供達の結婚等により少しづつメンテされています。
それぞれの家系から約7~8名が参加し全員24名くらいの集まりで、70歳以上が約半分、55歳から69歳が約半分くらい。最長老は90歳、最年少は昨年から参加した35歳のお孫さん、リタイアされた方が多いです。中には仙台から新幹線にのって参加される方もいて、年1回開催されるこの会を楽しみにしているようです。
大志満 椿壽
「大志満 椿壽」はホテルのフロントと同じフロアなので待合せに便利です。
集合時間は11時45分、約5分前に到着しましたが、もう全員来ていました。ほどなくして会場に入りました。皆、久しぶりにお会いする方が多いので、挨拶や立ち話しが始まりなかなか着席になりません
座席は2列。それぞれ10数名のレイアウト。70歳以上の長老組が窓側の列に着席し、その子供達(55歳以上)がもう1列になんとなく自然に着席しました。私はもちろん子供達グループです。
発起人
皆、着席するとこの会の発起人でハガキの出席確認・予約等の運営を行ってくれる長老の方の挨拶がありました。
その中でその発起人の方の奥様が今年亡くなったこと、昨年まで毎回参加していた私のカミサンの父親が亡くなったことの報告があり、皆で故人の冥福を黙祷でお祈りしました。
それぞれ、飲み物を注文し揃ったところで乾杯し、親族会が始まりました。
叙勲
昨年の会に参加した義父(故)は、認知症が進行していましたが、私のカミサンのサポートを得て「叙勲」の報告をしました。
後日(5月23日)、私達家族、妹家族達と一緒に「山中湖」へ最後の旅行に参加出来るくらいある程度元気でした。しかし、昨年の夏あたりから、なかなか食事がとれなくなり、11月中旬に老衰により亡くなりました。
義父が人生のご褒美として「叙勲」を受け、この会で報告する機会を頂け感謝しています。そうしたことがあり、この親族会は私にとって大切な行事の一つになっています。
冷酒「竹葉」
食事が始まりました。カニと青物の小鉢の後は、一皿に5点綺麗に盛られた前菜、真ん中の笹の中に入っていいたのは一口鮨でした。
次は3点盛りのお刺身。乾杯ビールの後は、冷酒「竹葉」を注文。3合くらいのピッチャー、それが小さな氷で冷たさが保たれる工夫がされています。
そして、金沢を代表する郷土料理「治部煮」です。お椀の中に色々な具材が入っていて、醤油ベースですが甘みと少しとろみがありとても美味しく、印象に残る一品です。
金沢料理懐石
このころ、また冷酒「天青」を注文。茅ヶ崎にあるこの蔵元は義弟の知合いらしいです。飲んでみることにしました、キレあり。
約1㎝位の厚みにスライスされた玉ねぎの上に独特のタレをかけた焼き魚料理、焼き魚の上の橙色の具材はなんだったんでしょう、美味しかったのは覚えています。
箸休めにタコと青物の酢の小鉢。最後に豆ごはん、味噌汁、お漬物。ゴマ豆腐みたいな触感のデザートが出ました。お酒を楽しみながらゆっくりと食事ができ、お腹一杯になりました。
二次会など
食事中にそれぞれ家系が皆様の前で1人づつ近況報告をしました。本日、60歳還暦の誕生日の方がいて、急遽誕生日ケーキを都合して頂き、皆でパピーバースディ、6本のローソクを一気にフー。集合写真撮影で親族会は楽しく終了しました。
11時45分から始まり3時まで、約3時間のお食事会でした。その後、私も含めた子供達若者グループ9名は2次会(新丸ビル)・3次会で親睦を深め、横浜の自宅に帰ったのは夜の9時ころでした。